内容説明
そこそこ歌えているのに、心に響かないのはなぜ?日本語を歌うコツを知れば、ガラリと変わります。一生役立つとっておきのレッスンを公開!ソロでも、グループでも、合唱でも。27のレッスンをイラストと楽譜つきで!
目次
第1章 歌う身体へのウォームアップ(自分の声が好きですか;美しい声とは、正しい発声とは ほか)
第2章 支えのある息と声(息こそ表現のもと;腹式呼吸について ほか)
第3章 拍・拍子・リズムをつかむ(拍と拍子;拍はスピードを決める ほか)
第4章 日本語の歌唱法のかなめ(歌の原点;「歌うこと」と「読むこと」のちがい ほか)
著者等紹介
飯村孝夫[イイムラタカオ]
1947年、東京生まれ。オペラ歌手(バリトン)。数多くのオペラ、オペレッタ、ミュージカルに出演。「仮面舞踏会」のレナート、「トロヴァトーレ」のルーナ伯爵などでルーマニア国立ヤシ歌劇場の客演。2002年9月、日本・ルーマニア修好100周年記念事業のブカレスト歌劇場での「夕鶴」ほか、オペラの演出も手がける。現在、東京家政大学講師。二期会会員。音楽工房フィオレット主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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paluko
9
テーマ別練習用の譜例が豊富な上に、巻末に「練習目的別・曲例リスト」あり。平易で、しかも大切なポイントを押さえていると感じる。すべての始まりは自己肯定、自分の声を好きになること。「なぜなら歌いたくなるのは、基本的にはごきげんなときです」(19頁)。2024/03/21
aoi
2
優しげな雰囲気を醸し出す表紙の通り優しい語り口と初心者にも抵抗少ない内容。それでいてちゃんと本質を捉えている。発生や表現にしても日本語の歌い方にしても本質を突くような金言がいくつか。ただ具体的な方法論が少ないのは残念。しかし、多くの伝える経験を積み、歌唱指導を言語化する怖さも知っている語り口なのが印象的。2016/07/10