内容説明
欠陥通貨?それともイノベーション?国の管理を超える大きな可能性から、その広がりが招く意外な陥穽まで、デジタル通貨の専門家が答える。
目次
入門編(だれが発行しているの?;値段の上下はどうやって決まるの? ほか)
使い方編(BTCはどうやって入手する?;“マイナー”(採掘アプリ)で参加する ほか)
そもそも編(「貨幣」はすべて仮想のもの;「貨幣」はどのようにして生まれるか ほか)
しくみ編(基礎技術「ハッシュ値」;デジタル署名とその使われ方 ほか)
著者等紹介
斉藤賢爾[サイトウケンジ]
1964年生まれ。「インターネットと社会」の研究者。日立ソフト(現日立ソリューションズ)などにエンジニアとして勤めたのち、2000年より慶應義塾大学SFCへ。2003年、地域通貨「WATシステム」をP2Pデジタル通貨として電子化し、2006年、博士論文「i‐WAT:インターネット・ワットシステム―信用を維持し、ピア間のバータ取引を容易にするアーキテクチャ」を発表。現在は「人間不在とならないデジタル通貨」の開発と実用化がおもな研究テーマ。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐藤一臣
9
入門編、使い方編を読んでもよくわからない。こういうのは実際にビットコインを買って使ってみないとイメージができない。こんど買って使ってみようと思います。しくみ編は難しすぎてちんぷんかんぷん。そもそも編では、地域通貨のコンセプトを推している感じですね。法定通貨に支配されている私たちは、もっと仲間を大切にするべきだとということか?お金儲けは所詮詐欺まがいのことをやっているし、お金を持っているヒトのところに自然とお金は集まってくるので、お金を使わないかお金が簡単に手に入るようにならないと支配からの解放はムリだな2023/06/30
Junichi Wada
6
ビットコインって何?に答えてもらうために読んでみた。発行量の上限があったり、マイニングは逓減されることはわかったが、いまいち分からない。2017/10/01
らふぃん
6
⑥2回読んだけど何となくわかったレベルだな 筆者はビットコインがキライといってるように、ちょっと批判的なのは気になった 結局どうやれば使えるかがよくわからん こういうもんは実際に取引すればすぐわかるだろう 細かい仕組みなんて知る必要もない たとえば別にテレビは何故うつるかとか必要ないでしょ ページ数が少ないのは好感 通貨の概念別に変わらんなと思ってよくみると360度。変わらないってことか まぁもっと当たり前に使えるようになれば、自ずと使うことになるだろう 今はネタ的に知っとくといい程度でね2015/03/29
二階堂聖
5
興味があって読んでみた。非常に薄い本で、わかりやすく書かれている本なのだが、自分の頭がついていかない。10分ごとに発行される、マイニングされる・・自分が歳をとっていることを実感してしまった。 『ビットコインは、報道メディアなどで「仮想通貨」と呼ばれることがとても多く、それ以外の言葉で表現されることがほとんどありません。しかし、「はじめに」でも書いたとおり、この用語は正確ではありません。なぜなら、交換の媒体である「貨幣」や、流通している貨幣を指す「通貨」は、すべて仮想のものだからです。(P58)』2014/06/22
まーちん
4
ものすごく噛み砕いた説明なので把握しやすい。最初に全体像を知るにはベストな一冊。2017/11/05