不思議の国のNEO―未来を変えたお金の話

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不思議の国のNEO―未来を変えたお金の話

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784811807300
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0095

出版社内容情報

●内容紹介(版元ドットコムより)
自律・分散&ゆるゆる合意で動く社会、「不思議の国」。中央銀行の設立で乗っとりをはかる「真ん中団」。スットコホルム研究所を脱出した、あっちゃんことその仲間たちが始めたレジスタンスとは?
気鋭のインターネット研究者が描く、経済=エネルギー活動をも一変する「お金」をめぐるファンタジー。
[脱・真ん中主義]×[自律分散型の情報社会]×[お金の地産地消]=NEOの世界!

●目次(版元ドットコムより)
一年まえの冒険

序章*ある朝の事件

第1章†虹色のトンネル
    旅立ち/時間と空間のはざまで

第2章†不思議の国の夜
    それぞれの夜/不思議の国の手形の話

第3章†謎の銀行
    大都会フナン・シティへ/真ん中銀行の出現/絵本を探して

第4章†真ん中団の野望
    団長マナカ登場/ねらわれた研究所/コモンズの悲劇

第5章†ミライ望遠鏡
    未来を見つめる/脱出! スットコホルム研究所

第6章†不思議の国のNEO
    フナン・アワーズ/不思議の国のお金の世界

第7章†追跡と逃亡
    さらわれたあっちゃんこ/さらなる追っ手

第8章†レジスタンスの結成
    シモイーダの正体/誕生、レジスタンコ!

第9章†133ミリ秒の抵抗
    RESISTANCE IS FUTILE(抵抗は無用)
    RESISTANCO IS FERTILE(レジスタンコはどんどん生みだす)
    真ん中団の崩壊

第10章†最後の対決
    拳銃と鴨/再出発/共同体(コミュニティ)への帰還

終章†石油文明のあとに
   さまがわりした空、さまがわりした海/過去に学ぶ/大空のリボン

本書に登場するキーワード解説

●本書より(版元ドットコムより)
■坂本龍一さん

 中心も銀行も政府もない「不思議の国」にぼくも行ってみたい。
 「不思議の国」で行われていることを全て逆さまにすると、今のアメリカ、そしてぼくたちの世界になる。そこはお金が神である世界。
 ロイスおばあさんが怒るのも無理はないよね。
 地球の有限性を無視した不自然な経済によって支配されたこの世界。
 人間の頭が作り出した自然の法則を無視した経済が、環境を破壊し、エネルギーと資源を奪い合う戦争に至る。
 そこに持続性はない。
 ヒトも自然の一部だという当たり前のことを、ぼくたちの脳は忘れているのだ。
 人類はミライ望遠鏡が描き出したように、悲惨な絶滅へ向かうのか?
 ところが、このお話の最後にはちゃんと希望の未来図が描かれているのだ。
 そして、今ここに「不思議の国」を作ろうと思えばできるのだと、ぼくたちを勇気づけてくれるのだ。


■貴戸理恵さん

 もしも、わたしたちの暮らしに「中心」がなかったら。そこでは「あげる」ことと「もらう」こと、「生みだす」ことと「使う」ことが、めぐりめぐっておなじところにあるのです。
 そんな「中心」のない「不思議の国」の危機に立ち向かうのは、小さな女の子のあっちゃんこ、ロボットのケンチャ、子犬のパピーちゃん、あっちゃんこのお母さんという「中心」のない家族と、その仲間たちです。抵抗──「レジスタンコ」!──が、主義主張や銃によってではなく、音楽やダンスとともに地球をめぐる光のリレーによってなされるとは、なんと楽しくうつくしいイメージでしょう。そして、「価値を決めるのは、可能性と、物語」とは、なんとあたたかく胸おどる「お金」のあり方でしょう。
 人と人とが切りはなされ、敵対するようしむけられる、不安な時代です。けれどもどうかわたしたちが、苦しみのあまり、安心の代償としての不自由を、求めてはしまいませんように。自由と安心とはあたりまえのように両立しうると、この物語は教えてくれるのです。


■森野榮一さん

 社会が発展して、さぞみな豊かになったと思いきや、気候変動、温暖化。環境があぶない。
 繰り返す不況で生活苦、問題は成長し続けないと持たない経済。事業資金を借りたら利子を付けて返す。そのぶんだけ経済が大きくならないと返せない。みな、お金の計算に四苦八苦。
 ところが地球だけは、化石燃料を掘り出しても、廃棄物を捨てても代金や処理費用を請求しない。環境が犠牲にされる。
 こういう仕組みは続かない。環境も人間も救われる未来はないの?
 あっちゃんこと一緒に不思議の国を冒険してみよう。持続可能な未来があるよ。

内容説明

「不思議の国」で行われていることを全て逆さまにすると、今のアメリカ、そしてぼくたちの世界になる。そこはお金が神である世界。

目次

ある朝の事件
虹色のトンネル
不思議の国の夜
謎の銀行
真ん中団の野望
ミライ望遠鏡
不思議の国のNEO
追跡と逃亡
レジスタンスの結成
133ミリ秒の抵抗
最後の対決
石油文明のあとに

著者等紹介

斉藤賢爾[サイトウケンジ]
1964年生まれ。インターネットによる分散システム、リアルタイムシステムの研究者。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科講師。コーネル大学大学院工学修士課程、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。開発テーマ「地球規模OS外殻の開発と応用」により、2007年、IPA(情報処理推進機構)の未踏ソフトウェア創造事業にて「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定をうける。2006年から、P2P(peer‐to‐peer)と信頼性・持続可能性の問題にかかわる国際ワークショップ、DAS‐P2Pを主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寝子

1
『自己組織化して、つぎつぎと生成・消滅するような利己的な主体のあいだでの協調を成立させるためには、考え方の転換を図る必要がある』2020/01/01

partialf

1
信用の新世紀が面白かったので。最初は経済の話をするのに、なぜ童話なのかと疑問に思った。これについては、ぼくらは普段、意識せずとも天然資源を使っていて、これから資源の問題に向き合っていかなければならない。それをお説教臭くなく描くためにフィクションというツールを使ったのではないかと思う。またこの本を手にとった理由である「減価するワット券」についてもわかりやすい説明があり、これに対する妄想だけで休日は潰せそうだ2018/09/25

よっちん

1
インターネットを中心に?置いた未来への提言??物語仕立ての言葉もリズムもあわなくて、でも有名人が薦めてるのだからと無理して読んだからすごく時間がかかりました。合わないと思った本は早い時点で諦めた方がいいとわかっているのに。。。プロットだけを小説家に提供して書き直してもらったらどうでしょう?2012/07/25

yoshi

0
IT系の言葉(P2Pとか)や、技術的な言葉(RFIDとか)がたくさん出てきて、そういう言葉に慣れていない人はこの物語を読みづらくさせるだろうな。イサカアワーなど地域通貨の話を下敷きにしていたり、いろいろと面白い本ではある。童話風だが童話世代には理解できない。お金の話とサブタイトルがあるもののIT系の言葉だったりと焦点が定まらない感じがした。本当は分散システムということで、ITも金融も政治みたいなものも語られているんだろうけれど・・・。ちょっと難しいなー。違和感が残る。読者の僕に修行が足りん。(苦笑) 2009/07/23

Hiroette

0
地域通貨や減額する貨幣をネット技術に絡めて書いたお話。地域コミュニティと環境問題と親和性は高い。あとは、地球を一つのOSに見立てて問題を解決していこうという視点が自分には新鮮でした。2009/06/26

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