その手は命づな―ひとりでやらない介護、ひとりでもいい老後

電子版価格
¥880
  • 電子版あり

その手は命づな―ひとりでやらない介護、ひとりでもいい老後

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784811807157
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

出版社内容情報

介護する側・される側、どちらの人生も大切にしたい。そんなシステムをつくりたい。
からだが弱っても、痴呆があっても、独り暮らしでも、暮らせる。
ほんとうに必要な手助けがあれば。おたがいさまの他人同士だからこそ、できることがある。
「まごころヘルプ」から「地域の茶の間」「うちの実家」へと広がる住民相互の支えあいを創った女たち。

序章…やわらかな命づな
    これからヘルプに行きます●病気で人生変わったよ

一章…おんな四十代、それぞれのスタート    
    待たれていたメッセージ●十年先をよめば痴呆も怖くない
    生と死と家族の風景●産みの苦しみ

二章…人の手を借りて生きるということ
    だれも生きることをあきらめてはいない
    壊れても不自由でも私の人生●ノーマライゼーションの樹

三章…介護はゴールの見えないマラソン
    家族の異変に気づくとき●介護家族に休息なし
    いい看取りこそ家族の役目

四章…いつもお年寄りのそばに
    老人ホームがはじまり●闘病から決断へ
    生きてていいよ

五章…援助とは、自立支援とは
    する側の都合は、される側の不都合
    行政と市民のパートナーシップって?
    カツ子さんの回復のプロセス

六章…次世代につなぐヘルプの手
    世代交代●虐待に他人のヘルプを
    現場でしか学べない

七章…まちへ──「地域の茶の間」と「うちの実家」
    家の外へ、まちへ、人のなかへ
    

【「まごころヘルプ」と河田珪子】
まごころヘルプは、介護する側・される側どちらの人生も大切にしたい、そのための住民参加型福祉サービスをという思いから、河田珪子氏が1990年に立ち上げた。介護・介助・子育て支援などのほかにも宅配夕食サービス、誰でも憩える「地域の茶の間」、誰でも泊まれる「うちの実家」などをスタートさせ軌道にのせる。03年度のヘルプ活動は4万3000時間、配食2万2500食、ヘルプを利用&提供した会員は2870人。利用する側の視点に徹底してたつその手法に信頼が集まる。

内容説明

がんばりすぎていませんか?助けてくれる人、いますか?からだが弱っても、痴呆があっても、ひとり暮らしでも、暮らせる。ほんとうに必要な手助けがあれば。おたがいさまの他人同士だからこそ、できることがある。追いつめられない介護、我慢しない老後をかたちにする“人の手ネット”を創った女たちの挑戦。“生と死と家族”の風景を描いた、書き下ろしノンフィクション。

目次

序章 やわらかな命づな
1章 おんな四十代、それぞれのスタート
2章 人の手を借りて生きるということ
3章 介護はゴールの見えないマラソン
4章 いつもお年寄りのそばに
5章 ケアとは、自立支援とは
6章 次世代につなぐヘルプの手
7章 まちへ―「地域の茶の間」と「うちの実家」
終章 おたがいさまの他人同士で…

著者等紹介

横川和夫[ヨコカワカズオ]
1937年、小樽市生まれ。共同通信社・社会部記者、編集・論説委員などをへて、現在、フリージャーナリスト。教育や子ども・若者問題、家族の問題を中心に、日本社会の矛盾が表出する現場を一貫して追いつづけてきた。1993年、日本新聞協会賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品