生きなおす、ことば―書くことのちから 横浜寿町から

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生きなおす、ことば―書くことのちから 横浜寿町から

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784811807119
  • NDC分類 379.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本の三大ドヤ街の一つ、横浜寿町。教育の機会を奪われ、読み書きができないために地を這うように生きてきた人々がいる。ここで識字学校を主宰する著者と、文字を学ぼうとする人々との交流、彼らが書いた珠玉の言葉。

二枚の写真――まえがきにかえて

1章 呼びもどす、ことば
心ふかく人間のこととして
一歩をきざむ人びと

2章 突きやぶる、ことば
たすかったからよ
識字のあゆむ道すじ

3章 見つめかえす、ことば
オモニたちの「声」
うるおいの一滴――李明徳さんのこと

4章 生きなおす、ことば
ことばの原風景
はじまりの地に佇つために――若い学び人へ

精神の荒れ野から――あとがきにかえて

◎『生きなおす、ことば』に寄せて。

楠原 彰さん……教育学
 識字率100パーセント近い日本社会で、教育の機会を奪われ、読み書きができないことによって心と精神に深い傷を負い、地の底を這い回るようにして生きている人たちがいる。
 一方、教育を受ければ受けるほど家族や社会や他者から引き裂かれ、自分の声や言葉を失い、心の闇を抱える若者たちがいる。
 そんな両者が、横浜市寿町の簡易宿泊所(ドヤ)街で毎週金曜日の夜に開かれる「寿 識字学校」で出会う。心に傷や闇をもつ人びとが癒され、人間の尊厳をもって生き抜くちからを獲得していく識字の実践を、そこで四半世紀近くも続けてきたのが、かつて自己否定の青春を送ってきたという大沢敏郎である。
 学ぶことの意味を見失ったひとたち、日本の教育を根底から変える方途を探し求めている人たちは、この大沢の恐ろしい言葉たちに耳を傾けてほしい。教育にはまだ希望がある。

崔 洋一さん……映画監督
 識字で思いだすのはやはり父親のこと。
 17歳で日本に渡ってきた父親にとっての日本語とはどういう存在だったのか。どこでどう知りあったのか日本人である母親と恋愛し、僕が生まれた。そういえば

目次

1章 呼びもどす、ことば(心ふかく人間のこととして;一歩をきざむ人びと)
2章 突きやぶる、ことば(たすかったからよ;識字のあゆむ道すじ)
3章 見つめかえす、ことば(オモニたちの「声」;うるおいの一滴―李明徳さんのこと)
4章 生きなおす、ことば(ことばの原風景;はじまりの地に佇つために―若い学び人へ)

著者等紹介

大沢敏郎[オオサワトシロウ]
1945年、岐阜県に生まれる。1980年より、日本の三大簡易宿泊所(ドヤ)街のひとつといわれている横浜・寿町で、十分な学校教育をうけることのできなかった人たちとの識字実践活動をはじめ、現在にいたっているルそれいる。それ読み書きができるかできないかということにかかわらず、人間が生きることの深い学びとして、今もつづいている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasha

5
当たり前すぎて意識したことはなかった。文字を読み書きすること。識字率99.0%を誇る日本。だが、文字を覚える機会を奪われた人たちも存在する。横浜・寿町の識字教室を通じ、著者が出会い、読み書きを手に入れた人たち。淡々とその人物像と、彼ら・彼女らが書いた文章が手を入れずにそのまま掲載されている。読み書きが出来ないことで失って来た面を、取り戻す為の努力。真面目に、真剣に識字と向き合い文字を獲得して行った人たちは失ったままだった部分を補えたのだろうな。掲載されている文章に、震えた。2014/05/29

邑尾端子

2
国民の識字率がほぼ100%に近く、読み書きができるのが当然の現代日本社会において、読み書きが出来ないというのは想像を絶することである。公教育からこぼれた人々が集う横浜寿町の識字教室、その授業内容と生徒の直筆文章が紹介された一冊。筆者の歴史観には正直異論もあるが識字教育に対する熱意は素直に尊敬する2014/12/29

いっちー

2
国際識字年だった1990年、何度か、大沢氏が実施している識字学級にお伺いしたことがある。誰でも、出入り自由だった。しかし、その場は、まさに、文字を奪い取られた人々にとって、文字を取り返す場、人間性を取り返す場でもあった。初めて参加した時には、なんでも書いてよいと言われたけど、何も書けなかった。文字を知っていても、その場に圧倒されて、文字を刻むことはできなかった。 数年前に、大沢さんが他界されたことを娘さんから聞かされた。もう一度、参加したかったと悔やんでいるときに、この本を知り、購入。当時が蘇りました。2013/02/20

yumiha

2
「文字のよみかきのできなかたときは まいにち かべにむかて にらめこしていました」「文字の読み書きができなかったときは、女の人を好きになってはいけないと思っていた」そんな識字学級で学ぶ一人の作文に、著者の大沢さんにも分からない言葉「おかさん」があった。作文を書いた梅沢さんが「机から身をのりだしてのぞきこみ、部屋が割れんばかりの大きな声で『おっかさーん』と叫んだ」とき、大沢さんは、胸がドキドキして、「ああ聞かなくてよかった」と思うのである。こんなにきっかり思いの詰まった言葉を、私は、獲得してきたのだろうか?2011/08/02

のてぃお

1
識字という言葉を初めて聞きました。文字の読み書きが出来ない人達が、識字教室で学んで書く文章は、自分には到底書けないような、その人の人生そのものが滲み出でいて、強く心を揺さ振られました。

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