出版社内容情報
近代的な教育や認識の体系はたかだか三百年、仏教の思想は二千五百年の命脈を生きてきた。無着成恭は世紀末の時代に仏道にはいり、日本の農業と仏教と、人間の教育の再生という終生のテーマを実践することになった。仏教から教育は何を学ぶかをさぐった掌話集。
I-「お墓参り」…九話
・お墓参り・縁側・奇妙な人たち・子どもの料理・小刀と消しゴム・ゴボウ・生きるということ・過未無体、現世実有
II-「放射能」…二十話
・肩書き・愚痴・選択・昇華・手紙・憲法・迷惑・農業・大豆・豆腐・獣医・試験・干拓・私学・義務・反動・反論・ずらし・期待
II-「手を合わす」…二十五話
・手を合わす・沖縄行き・いただきます・食べること・フォークとナイフと箸・鍋料理・鬼子母神さま・お寺の生活・タケノコ・なるほど!・人を食う・納骨堂・壊すこと、築くこと・絶対ということ・夢・ツルの一声・毒にも薬にもならない・トーシャバン・国境線・一から十まで・雲水・バイオテクノロジー・対話・競争原理・人のため
IV-「倶会一処」…九話
・宗教教育・道徳教育・宗教ってなに?・知足・肝腎のこと・精神的指導者・倶会一処・糞掃衣・肉食妻帯
V-「生きるための」…九話
・生死・愛語・手拭・旬を食べる・非核宣言の家・比べないこと・土の上の二人・九という数字・ワシも死んだらガンも死ぬ
VI-「牛蒡の味」…八話
・兄弟子・中央廊下・恋と愛・親孝行・しめっぽい初笑い・子どもの明るさ・今の子はわからない
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- 最新バイクカタログ2021