出版社内容情報
農と炭焼きへの転身、四国遍路への旅立ち、
ネパール移住……もしも日本の中高年が人生の
後半からを自分の再生のためにスピリテュアルに生きたら、
この社会も変わるだろう。アクティブな宗教学者からのエールと、
五編の豊かな体験記が、新しい人生観を提示する。
若き日の学生期、仕事や家庭にいそしむ家住期、そして家を出て遊行・遍歴に日を送る林住期。
人生を四つの段階にわけて考えた古代インド人
は、とりわけ中高年からの林住期をたいせつに
しました。現代人への林住期の提案と、後半生
をスピリテュアルに生きる記録を集めたこの本
には、ほんとうの自分にたち戻って生きるヒン
トと喜びがあふれています。
"「林住期」という生き方…………………山折哲雄
仕事や家から離れて自由な豊穣の時間へ
直耕の民として後半生に臨む…………美谷克己
生きる足場は農と炭焼き
お遍路さんはただいま大学院生………足立紀子
五十五歳からの自分主義
熊野を駈ける、生まれかわりのために…叶治泉
阪神大震災、そして無所有からの大峯奥駈
祈りの国の大地に生きて………………成松幹典
インド修行僧からネパール現地ホテル支配人へ
病苦を生きる人との同行二人…………三橋尚伸
""仏教ホスピスの会""と有髪の尼僧
付・「林住期」を生きる学び場ガイド "
「林住期」は、経済と家庭の安定をえたあと、
家長が一時的に家を出てやりたいことを
やるライフステージである。
日ごろ抑えつづけてきた
密かな欲望を一気に解放するのだ。
「家出期」あるいは「不良老年期」と言っても悪くない。
……………………………山折哲雄・本文より。
内容説明
後半生からはスピリテュアルに生きる、新しい人生観へ。「林住期」は、経済と家庭の安定をえたあと、家長が一時的に家を出てやりたいことをやるライフステージである。
目次
「林住期」という生き方―仕事や家から離れて自由な豊穣の時間へ
「林住期」を生きる
直耕の民として後半生に臨む―生きる足場は農と炭焼き
お遍路さんはただいま大学院生―五十五歳からの自分主義
能野を駈ける、生まれかわりのために―阪神大震災、そして無所有からの大峯奥駈
祈りの国の大地に生きて―インド修行僧からネパール現地ホテル支配人へ
病苦を生きる人との同行二人―“仏教ホスピスの会”と有髪の尼僧
「林住期」を生きる学び場ガイド



