出版社内容情報
日本の障害児者・福祉の教育にとっての草分け的存在である著者が、その実践の五十年を整理し、その全体像を描いた。その仕事の原点には、荒れ地を拓き、田畑を耕し、ブタを飼い、自力で地域につくりだした障害者との共同生活がある。その五十年は、学ぶべき実践の宝庫だ。
プロローグ-見方を変えること
I----ひとすじの拓かれた道
障害児教育・福祉の実践五十年
1 原爆から障害児教育まで
みずから求めて仲間と学んだ戦後八年
2 実践こそわがいのち
II----家族や地域から切り離さない教育
小学校障害児学級での実践
1 発達と生きがいを大切に
2 生きがいにつながる教科指導
3 交流をはぐくむ福祉の心
4 障害児教育の改革
III---時代に応える社会福祉教育
大学ガイダンスセミナー長崎会場での講演(平成七年)
IV---障害があっても地域でふつうに暮らす
ともに生き、ともに老いる
1 あるがままに、あたりまえに
2 共同生活で大切にしてきたこと
V----「なずな」に育って 近藤 真
VI---「なずな」を支えてきた女性たち 新福信夫
エピローグ-祈り・想い・夢
なずな障害児教育福祉合同研究会の歩み 吉岡久美子
内容説明
福祉制度が大きく変わろうとするいま、障害を負わされた人たちと地域でごくあたりまえに生きていくことの大切さ。障害児者の教育や福祉にかかわってきた50年をふり返ってまとめた労作。
目次
1 ひとすじの拓かれた道―障害児者教育・福祉の実践五十年
2 家族や地域から切り離さない教育―小学校障害児学級での実践
3 時代に応える社会福祉教育―大学ガイダンスセミナー長崎会場での講演(平成七年)
4 障害があっても地域でふつうに暮らす―ともに生き、ともに老いる
5 「なずな」に育って
6 「なずな」を支えた女性たち