出版社内容情報
なぜ人間の社会には教育といういとなみが不可欠なのか? 〈進歩の理念〉なきいま、教育・子育ての価値観をどこに求めるか? 著者は子ども・家族・学校とは何かを根底から問いなおし、学びの共同体を再生させる世代間対話という教育の原像を差しだす。
目次
プロローグ 教育とはなにか
1 子どもとおとな(いま、なぜ「子ども」という問題か?;子どもとユートピアの方へ;子どもの“荒れ”の正体はなにか?)
2 市民と国家(ガンバリズム国家からの転換;東京裁判・戦後日本の忘れられない原点;国家理念を無化にする天皇制)
3 教育と共同体(地球を食いあらすドル体制;環境破壊を超える思想;「公的なるもの」としての教育)