出版社内容情報
いっしょに住みはじめた「男ふたり暮らし」の二人。同居する母親や、パートナーの生活”無能”ぶりにストレスがたまり大ゲンカの日々。でも、とことんぶつかりあい、話しあい、暮らしあい、愛しあって見えてきた自分。これは体当たり”人間関係論”だ。
内容説明
母親へのカミング・アウトのいきおいのままに、二人はつっ走り、伊藤宅をリフォームし、竜太が引っ越してくる。ところが、予想もしなかった事態がつぎつぎと竜太を襲う。それになかなか気づかぬ伊藤悟。竜太のなかにたまりゆくストレス。楽しかったはずの共同生活が。
目次
1章 愛情ノート―ぼくらの恋のはじまり
2章 生活ノート―ぼくらの暮らしづくり
3章 同性愛者ノート―ぼくらのさがしている幸福
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
砂貴
1
★★★☆☆R2013/02/16
Luisa
0
エッセイみたいで読みやすい。身近な人から話を聞いている感覚で読めた。熱い気持ちが繰り返し何度も書かれてるから、後半はさすがに疲れてきて流し読みになっちゃったけど。2016/01/21
わたし
0
興味深い本だった。昔の本とは思えない、現在と変わっていない状況もあれば、現在は少し変わっている部分もあり、そのどちらもが歴史的資料的な視点でも読める。ゲイというのを抜きにしても人間としての恋愛の上がり下がりが激し目…?とは思ったものの、それの根本はゲイだから及びそれに付随する社会の動きに対面するしかなく形成されたものであり、そこと人間としての性質的な部分は切っても切り離せないのか。アカーのことなどについて詳しく知れたのもよかった。結婚できる世界になってまた読み返したら全然違って思えるんだろうな2025/02/01