みんなが孫悟空―子どもたちの“死と再生”の物語

電子版価格
¥880
  • 電子版あり

みんなが孫悟空―子どもたちの“死と再生”の物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784811806242
  • NDC分類 375.19
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ふつうの子どもたちがからだに閉じこめた闇はふかい。劇”孫悟空”製作上演のプロセスで子どもたちのからだに浮かびあがった孤独、苦悩、歪み、哀しさ……。私たちは、自分のこととしてどう受けとめ解決できるのか。子どもたちは、劇づくりのなかで再生へ向かう。

目次

1 「孫悟空」へ(「孫悟空」に向かって;「孫悟空」上演へ;子どものなかの闇の深さ)
2 現代の孫悟空たち(いじめたいからだ;ひとの眼を気にするからだ;忙しい、受け身のからだ;“できない”と言えないからだ;声をききわけるからだ;嘘をつけないからだ;みんなを支えるからだ;歌い、怒るからだ;拒否できないからだ;バシッと立つからだ)
3 孫悟空たちの争い(からだに沈澱する暗いエネルギー;明るみにさらされた陰湿な対立;孤立し、いじめられる優等生;争いあうもの同士がコインの裏表)
4 カメラが探索する「孫悟空」(レンズがとらえた現代の子ども像;芝居づくりのなかで人間関係のリストラ;子どものありようを決める親子関係;子どもを抑圧する親の価値観)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mope

0
孫悟空のお芝居、参加させてもらったけれど物凄く記憶が曖昧で、そういえば本になっていたなぁと思って読み返してみました。出てくる子たちの何人かは記憶にあって、鳥山先生はあの時あの子の事をこんな風に見ていたのか、とその感性の鋭さに驚いたし、その指導の過激さにはさらに驚きました。仕事を持ち、子供を持った今、孫悟空における先生の指導テーマ「衝突すること」「自分と向き合うこと」の必要性を強く感じます。しかし、自分の子供にこのような深い衝突の経験をさせることは凄く難しそうだなぁ。2014/05/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1315981
  • ご注意事項

最近チェックした商品