目次
1 『ニーベルンゲンの歌』―「記憶」の継承(『ニーベルンゲンの歌』の口承性;『ニーベルンゲンの歌』の重層構造;英雄的世界と宮廷的世界の相克)
2 写本伝承段階における『ニーベルンゲンの歌』と『哀歌』の受容(『ニーベルンゲンの歌』と『哀歌』の非連続性;写本Bの『ニーベルンゲンの歌』から『哀歌』への移行部;写本Cの『ニーベルンゲンの歌』から『哀歌』への移行部;写本Aの『ニーベルンゲンの歌』から『哀歌』への移行部;初期主要三写本の移行部の構成と『ニーベルンゲンの歌』と『哀歌』による複合体)
3 『哀歌』―「記憶」の発生と対象化(『ニーベルンゲンの歌』の総括と注釈としての『哀歌』;「嘆き」―死者との決別と記憶の発生;過去の克服―『哀歌』の語る「その後何が起こったか」;書記と口承の融合―『哀歌』にみる歴史伝承観)
4 『ニーベルンゲンの歌』および『哀歌』に見る口承文芸と書記文芸の交差
著者等紹介
山本潤[ヤマモトジュン]
1976年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、首都大学東京准教授。専門はドイツ中世文学。ドイツ学術交流会奨学生として、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学(ドイツ・ミュンヘン)に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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