目次
1部 児童虐待に対する児童相談所と児童心理司の役割(日本における児童虐待の現状;児童相談所の機能と児童心理司の職務)
2部 児童虐待と被虐待児の知的発達に関連する先行研究(被虐待児の知能に関する研究史;先行研究のメタ分析;生理的基盤)
3部 被虐待児の知能水準に関する実証研究(日本における実証的研究;施設入所の臨床的効果;潜在能力推定の試み)
4部 被虐待児の知能特性に関する実証研究(被虐待児の知能と学力の乖離;被虐待児の知能構造;虐待種別ごとの知能プロフィール)
5部 総合的考察(臨床的示唆;今後の課題;結論)
著者等紹介
緒方康介[オガタコウスケ]
1980年堺市に生誕。2002年大阪市立大学生活科学部人間福祉学科卒業。2003年~児童心理司として勤務する傍ら、同大学院医学研究科法医学教室学外研究員、同大学院創造都市研究科客員研究員を経て、同研究科博士(後期)課程在籍。専門は犯罪心理学、計量心理学。2012年日本犯罪学会学術奨励賞受賞。虐待被害児、非行児童、知的障がい児、犯罪被害者遺族に関する行動科学的研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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