内容説明
本書は、諸外国の自律的学校経営改革の動向を検討するとともに、今般のわが国の改革で、学校の自主性・自律性の確立のために、学校への権限の委譲が実質的にどの程度行われているのか、学校が競争的環境下でいかに自主的・自律的に運営できるのか―それが可能となる条件(要件)とは何か、そして自律的学校経営がどのように学校改善に繋がるのかを実証的に明らかにしようとした。
目次
第1部 諸外国の自律的学校経営(アメリカの自律的学校経営;イギリスの自律的学校経営;フランスの自律的学校経営;ドイツの自律的学校経営;ロシア連邦の自律的学校経営 ほか)
第2部 わが国の自律的学校経営の実態(学校管理規則と自律的学校経営;教育課程と自律的学校経営;校長のリーダーシップと自律的学校経営;学校予算と自律的学校経営;学校組織と自律的学校経営 ほか)
著者等紹介
河野和清[コウノカズキヨ]
1951年広島県に生まれる。1976年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期(教育行政学専攻)修了。1979年茨城大学教育学部助手。1985年~1986年文部省在外研究員(アメリカ)。1991年広島大学教育学部助教授(1994年博士(教育学))。2001年広島大学大学院教育学研究科教授。現在に至る
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