内容説明
本書は、脳の外化とは何かを問い、脳と外化された脳との共進化を論じる。その分析の中心は「価値」や「意味」である。
目次
第1章 市場原理と生命観・人間観(ゲノム研究と市場原理;価値の理論と大衆消費社会 ほか)
第2章 ゲノム・遺伝子研究の現状と将来(ゲノム科学・遺伝子工学の歴史;遺伝子工学と利用分野)
第3章 脳の外化と外部環境の脳内化(利己的遺伝子論の生命観・人間観;脳の進化と生命観・人間観 ほか)
第4章 脳研究の課題と生命観・人間観(心のハードプロブレム;脳と脳の相互作用および自己幻想・共同幻想 ほか)
終章 ゲノム・脳研究と生命観・人間観(市場原理によるゲノム・遺伝子・脳研究の意義;市場原理によるゲノム・遺伝子・脳研究の危険性 ほか)
著者等紹介
菰田文男[コモダフミオ]
1948年山口県に生まれる。1973年大阪市立大学商学部卒業。1978年九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。山口大学経済学部講師、同助教授を経て現在、埼玉大学経済学部教授(経済学博士)
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