内容説明
本書は、過去１５年間に著者が著した論文を新たに書き直したものに未公刊の論文を加えて書物にまとめたものである。内容的には、伝統的な計量経済学の手法を用いた第１部と最近のソフトデータ解析の手法を駆使した第２部とに分かれている。また、方法論的には第１部が伝統的な計量経済学の手法を駆使しているのに対して、第２部ではファジィ論理、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズムなどソフトコンピューティングの手法を用いているのが特徴的である。
目次
第１部 合理的予想の計量経済学（合理的予想の下での生産および在庫行動の計量分析；予想外のマネーサプライと産出量、失業率の関係；財政赤字のマクロ経済分析；日本経済と貨幣需要 ほか）
第２部 ファジィ、ニューロによる実証分析（ファジィ理論による経済モデルの制御；中央銀行の政策ルール；ファジィ推論による食肉需要分析；ニューラルネットワークによる質的データの分析 ほか）
著者等紹介
釜国男［カマクニオ］
創価大学教授。著書に「経済行動の数量分析」がある
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