内容説明
本書では、経済分野の領域を意識しつつも、国際社会と国際文化の関係を主たる対象とする。2部構成となっており、第1部が文化の変容―文化と文明の概念の整理。日常生活と非日常生活の区別、その過ごし方と変化の再確認。それらが多民族・多文化社会ではどんなものなのかを例をあげて概観。日本ではどうか、文化と歴史、国際化と多民族化の調査。異文化交流はどのような原因で生まれるのか、人・物・金の移動との関連で検討等々の考察を行う。第2部は社会の変容である。近代社会が求めたものが現代社会ではどうなったのか、その功罪を概観する。また、NGOやNPOの活動のかかわりも見ていく。
目次
第1部 文化の変容(文化について;日常生活について考える;非日常の生活を考える;多民族・多文化社会を考える;日本の文化と歴史 ほか)
第2部 社会の変容(近代社会が求めたもの;現代社会の功罪を考える;国家と市民;NGOとNPO;現代の働き方 ほか)