内容説明
夫の海外赴任のため外国で長年生活した主婦達は帰国後、どのような経験をするのだろうか。母親としては、子供の教育問題が深刻な悩みであるが、彼女達自身は海外でどのような経験をし、帰国後はどのような問題に直面しながら再適応してゆくのだろうか。本書では、アメリカ滞在を経て、彼女達が母国の文化に再適応する文化屈折の状況を、主婦の目を通して明らかにした。
目次
第1章 本研究の性質と領域
第2章 文献調査
第3章 研究方法学
第4章 サーベイリサーチ(質問紙調査)の分析
第5章 質的方法論―解釈学・現象学的アプローチ
第6章 日本人主婦達のカルチャーショックと帰国文化ショックの現象学的考察
第7章 結論と今後の考察