内容説明
本書は、マクロ経済学・貨幣経済学専攻の大学院学生及び我々と同様の研究者に対して、教科書であるとともに参考図書となることを目的としている。本書の最初の方は大学院初年度のマクロ経済学の講義で用いることができる(実際にもそうしてきたのだが)が、後半は上級の講義に用いるのに適している。本書では、現代マクロ経済学の包括的な概観、この分野における公平な見方を提示している。
目次
第1章 はじめに
第2章 消費と投資:基本的な無限視野モデル
第3章 重複世代モデル
第4章 貨幣
第5章 多重均衡、バブル、安定性
第6章 最適な消費・投資・在庫行動
第7章 競争均衡的ビジネスサイクル
第8章 名目価格の硬直性と経済変動
第9章 財市場・労働市場・信用市場
第10章 経済モデルの応用
第11章 金融政策と財政政策の問題