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内容説明
本書はこれまで思想史、政治史、神道史、歌学史などの諸側面から多様な考察がなされてきた近世の国学に関して、教育史の視座に基づき、国学の受容と普及という問題を中心に、国学の学びを動機付ける意識や学びの様相、国学学習者の組織化としての社中の形成とそこでの学びの展開、国学の民衆教化論としての歴史的意義などを明らかにしようとしたものである。
目次
第1章 本居宣長の思想と鈴屋の教育
第2章 門人の修学過程における鈴屋の位置―千家俊信の場合
第3章 国学における地方社中の形成と「学び」の展開
第4章 藤井高尚の国学における教化性
第5章 幕末期国学の地域における展開―三河地方における羽田野敬雄の国学受容とその活動を中心に
第6章 村落指導者宮負定雄の国学受容と民衆教化