内容説明
本書は、私たちが毎日の生活の中で犯罪に対してどのように認識し、判断し、また、対処しているのか、といったことを実証的に明らかにしようとするものである。その際、コミュニティにおける住民の生活行動も明らかにしようと試みた。
目次
第1部 理論と方法(本研究の目的;システミックモデルとネットワークモデル;調査の概要)
第2部 地域単位の分析(地域の諸指標の相互関連;コミュニティにおける人々のライフスタイル―高犯罪率地域に生活する人々の意識と行動;コミュニティにおける犯罪に対する社会統制)
第3部 個人レベルの分析(犯罪被害不安の要因分析;犯罪被害不安が人々の思考および行動に及ぼす影響;犯罪被害防止のための自衛行動;犯罪に対する社会統制―個人レベルの分析;これからの犯罪に対する社会統制―集団本位から個人本位へ)