内容説明
アメリカ合衆国で経済学者の手になる歴史書が、どちらかといえば、制度とか経済機能に重点をおくものであるのに対し、本書はまったく異色の内容とスタイルをもつ。著者シャーキー教授は、南北戦争=再建史の根底にあるものを「貨幣」をめぐる経済的利害対立と捉え、これを座標軸の中心に据えて、あの激動の時代の階級配置と政党間の路線闘争を画き出そうとした。
目次
第1章 緑背紙幣の起源
第2章 ヒュー・マカロックと通貨削減政策
第3章 貨幣の政治学
第4章 強力保護主義の貨幣原理
第5章 移行期の労働者
第6章 銀行家と通貨
第7章 結論
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- 和書
- あの人の死にざま(仮)