内容説明
本書においてギャムズは、ヴェブレンが決定論者であることと、進化論的諸原理よりはむしろ弁証法的諸原理の方を暗黙のうちに認めていることを、力説している。ギャムズは、さらに一歩進めてヴェブレンの機械的決定論を批判し、その社会心理学とジグムント・フロイトの精神分析学やゲシュタルト心理学とを対比させる。彼は、ヴェブレンの経済理論にこれらの学説を適用することによって、それの一層の発展の可能性を模索している。
目次
第1章 一般的原理
第2章 心理学
第3章 方法論
第4章 結論
精選参考文献