目次
明治時代初期~明治時代中期(高橋由一;浅井忠;黒田清輝;藤島/武二;青木/繁)
明治時代後期~昭和時代初期(中村彝;岸田劉生;古賀春江;佐伯/祐三;藤田/嗣治;北脇/昇)
昭和時代中期~平成時代(梅原龍三郎;小磯良平;香月泰男;岡本/太郎;松本/竣介)
著者等紹介
糸井邦夫[イトイクニオ]
1948年京都生まれ。現代童画会常任委員、日本美術家連盟会員。武蔵野美術大学実技専修科油画研究科修了。第9回童画展「愛の日」で現代童画大賞受賞、1996年第22回現代童画展「緑陰の風」で毎日新聞社賞受賞など。自ら創作活動に取り組む一方で、各所で講師として後進の指導にも積極的にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろさん
13
岸田劉生や高橋由一について書かれた本を図書館で調べたらこの本が出てきました。来月見に行く「リアルのゆくえ」展に向けての予習。小学生向けの本なので絵は大きく鑑賞には良いが解説が物足りないと思っていたら、すごくリアルな絵を描く現代の画家、上田薫の作品に惹かれた。 なんと「リアルのゆくえ展」にて作品展示があるとの事でぐぐっと興味が出てきた。ネット検索して見てみる価値有りの画家です。2017/09/14
tokkun1002
5
2013年。教科書に出てくる日本の画家3。相変わらず理解出来てないのが悲しい。スーパーリアリズムの上田薫先生の油彩はたまげた。印象的なのは青木繁先生の彼女福田たねと、岡本太郎先生の明日の神話。使徒みたいだ。2016/06/23
ワタナベ読書愛
1
2013年刊行。明治時代初期~平成までに活躍した日本人の画家の中でも、洋画の作品で国宝や重要文化財に指定された作品を持つ人の特集。簡単なプロフィールと代表作1枚、絵の解説と画家の活動、ちょっとしたコラムが見開きに掲載。簡単にパッ見てわかるので有り難い。見たことがある作品が多いが、それを描いた人については知らないことばかりだ。美術館に行く前にちょっと見ておくと、鑑賞がもっと楽しくなりそう。20名分ほどの異なる世界を1冊の児童書にまとめてあり、贅沢だ。美術や芸術家の世界に気軽に触れられる工夫が隋所に。親切設計2021/09/02
pure honor
1
画家たちは日本のそれぞれの時代を代表していたようだ。それぞれの画家が自分の世界を絵に表している。2014/07/04
ビシャカナ
0
明治以降に日本に入ってきた洋画は、西洋に倣う表現から戦争や社会の影響もあり自己表現へと変化する。時代の最先端にいた藤島武二や中村彝。新しい表現で高く評されながらも早逝した青木繁や佐伯祐三。戦争によって翻弄された経験を基にする香月泰男や松本竣介。洋画を超えて、絵画表現の極北を行く高松次郎、上田薫、遠藤彰子、井上直久。日本の絵画表現はこれからも変化し続けるだろう。2024/01/18
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