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内容説明
石川・宮森ジェット機墜落事故、沖縄国際大学ヘリ墜落事故と、くりかえされる沖縄の悲劇。命と平和、そして、日本の未来を問う映画、ノベライズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サク
22
『沖縄はまだ戦争が終わっていない』。次から次に起こる基地からの飛行機の音は、沖縄戦を体験してきた人たちにとって悪夢を蘇らせる音そのものだと思った。そして、戦後も、米軍機の落下事件による子どもたちの死は、沖縄戦の記憶を蘇らせる事件そのものであったはずだ。現在、辺野古基地移設問題があるが、この事件を思うと、反対する県民の思いは納得できる。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』の場面では、あなをいじめに例えているが、まさに、県民の意識のある多くが『おおきなあな』に入れられ、もがいている現実が読んで感じられた。2015/02/22
杏子
10
西日本読書感想画指定図書小学校高学年向け。この本を読んで初めて事件を知りました。米軍のジェット機が小学校に墜落して、たくさんの子どもたちが犠牲になっていた、だなんて。命は宝物、ひとりひとりがひとつきりの命しか持っていないのに。未来ある子どもたちの命が絶たれてしまった。それから53年…当時小学生だった人たちの孫たちが平和への思いをこめ、コンサートを開く。忘れてはいけない、死んだ人たちはいつまでもみんないっしょ、絶対に忘れないと。沖縄の人たちにとっては、戦争はまだ終わっていないのかもしれません。知ることと伝え2013/06/23
天茶
2
★★★☆☆1959年6月30日、沖縄で米軍ジェット機が墜落炎上し宮森小学校の児童と周辺住民17名が死亡するという惨事が発生する。本書は事故を体験し同級生を失った老人とその孫世代の大学生の二つの視点で事件が語られる。どうにも大学生達が過剰なまでに「非政治的」な「普通の若者」として描写され、そのナイーブさが気になる。しかしすでに米軍基地の存在が社会に深く組み込まれがんじがらめにさせられた沖縄で基地問題に触れる事の困難さを表現しようとしているのだろうと思う。2022/09/10
みとん
1
2013年度高学年感想画。過去と、少し過去と、未来が入り交じってて、ちょこっと混乱。沖縄の基地問題(主にヘリコプター墜落事件に関して)の映画をノベライズしたもの。挿し絵とかは映画のシーンだった。ただ、物語のようになってしまっていたから、もう少しノンフィクションっぽくしてほしいな、と思った。アメリカ軍基地で働いているカナの父親を批判するとことか大学生っぽくないし、結構簡単に仲直りしていたとことか違和感。ひまわりを命のバトンととらえるとこも。以外と短いし。もう少し詳しい資料を一緒に置いとこうかな。2014/02/25
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