内容説明
鎌倉時代に僧源信が『往生要集』の中で書いた、八大地獄をめぐる絵本の第2弾。
著者等紹介
沼野正子[ヌマノマサコ]
東京に生まれる。東京芸術大学を卒業後、フリーのイラストレーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
47
【八大地獄】①等活地獄、②黒縄地獄、③衆合地獄、④叫喚地獄、⑤大叫喚地獄、⑥焦熱地獄、⑦大焦熱地獄、⑧阿鼻地獄。今巻は、2番の「黒縄地獄」から5番目の「大叫喚地獄」まで一気にめぐります。【黒縄地獄】煮えた黒縄で体に真っ黒な印をつけられる。これの何が地獄かというと、墨印通りにゴリゴリと鋸引きの罰なのです。亡者が大きな鋸で体を真っ二つに。これは人殺しをした者への罰。【衆合地獄】生きていた時に、人をいじめ続け苦しめた者への罰。「鉄の山潰し」「針の谷へ逆さ落とし」や、「煮え滾る銅の川」に落とされる罰などがある。2023/05/16
遠い日
9
「地獄めぐり」シリーズ2。シリーズを知らずに手にする。今昔物語からの話を引いたりして、地獄の不思議さ、恐ろしさを知らしめる。地獄にもランクがあるのは知っているが、八大地獄はやっぱり恐ろしい。2018/02/18
καйυγα
9
子供と地獄のお勉強。シリーズ全3巻の内の2巻。前1巻の閻魔庁からの続きで、前巻より更に罰が重い(深い)八大地獄のお話。怖さは相変わらず感じないが、各地獄で行われる罰について解りやすい。表紙の美女(?)が出ている罰は「女のひとにひどいいじめをした罰」。・・・このネーミングセンスというか、名付け親はいったい・・・。まぁそんな感じで、よく解らない罰や無茶苦茶な罰、惨い罰などと、改めて地獄には落ちたくないなぁと神妙な面持ちとなってしまった2015/02/16
そうちんママ
7
舌を畑にして耕すとか、煮た銅を口に流し込むとかグロすぎる。2012/01/08
てふてふ
3
八大地獄と言われても、なんかエグすぎて麻痺してきました。こどもには恐ろしいだろう絵も、それほど怖くなくなった不思議。息子も怖いとは言わず、興味深げです。2019/07/12