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内容説明
思いやりや心づかいにあふれた「江戸しぐさ」は、粋でいなせな江戸っ子が身につけていたマナーです。仲良しきょうだいがネコの案内で江戸のまちを大冒険。
目次
ここはどこ?
肩引き
傘かしげ
いろいろなしぐさ
七三歩き
江戸のなりたち
こぶし腰うかせ
どこまでが江戸のまち?
会釈のまなざし
江戸の交通
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びすけっと
11
2007年12月刊。図書館今月のお勧め。4~5ページの絵がおもしろい。江戸と現代が融合。江戸しぐさは言葉は知っていたけれど、具体的なしぐさ(これはもう、江戸で暮らすマナー)を知るのは初めて。「肩ひき」「傘かしげ」はすてきだ。「こぶし腰うかせ」はお膝送りに似ているなあ。「七三歩き」は知らなかった。「会釈のまなざし」真似たい。江戸しぐさの本はたくさん出ているので、読んでみよう。2014/07/08
ごまらーゆ
7
お気に入りさんの感想を読んで借りてみたら期待通り、とっても楽しい本だった。今の東京が人ごみでざわついている印象があったが江戸時代の方が人口密度か高かったのだとか。1㎢あたり40000人と15000人というからかなりの混み具合だ。それでも肩をずらしてすれ違ったり、ひと拳分詰めて後から船に乗る人を迎えたとかどこか温かい関係が垣間見えた。心と時間に余裕があったのかな?お仕着せにならない思いやりが描かれていてきっと子ども達も楽しめるはず。残念ながら図書館には続きかない。でも待ってみよう。江戸っ子みたいな心意気で!2014/07/15
遠い日
5
「江戸しぐさから学ぼう」シリーズ1。「まちかどの思いやり」編。泰平の江戸は人口密度が高いゆえの暮らし方のマナー、暗黙のルールがありました。これが粋で人情たっぷりで、見習いたいことばかり。今こそこういう「傘かしげ」や「肩引き」や「会釈のまなざし」などを実践したいもの。思いやりでお互いが気持ちよく暮らせるなら、こうありたいと思います。漫画ふうのイラストも楽しくわかりやすくていい。2023/01/12
座敷童
3
今自分が何気なくとってる仕草。 これって江戸のころからの必然的な仕草だったんだ。2014/06/22
きさらぎ
2
今の東京より2.6倍くらい人口が多かったため生まれたのが江戸しぐさ。何となく子供の頃から、肩ひき、傘かしげ、横切りしぐさ、腰うかせ、会釈はしていました。こういう日本人らしい美しいしぐさはずっと受け継がれていってほしいです。2016/02/22