内容説明
水が山を作り、木々が空をただよい、人々は頭の上に雲を乗せている不思議な星アマチェム。外の世界を知るために宇宙に飛びだしたセーメは、奇妙な星々を訪れ、さまざまな出会いを経験する。イタリア版『星の王子さま』ともいえる、奇想天外な寓話。
著者等紹介
ピウミーニ，ロベルト［ピウミーニ，ロベルト］［Ｐｉｕｍｉｎｉ，Ｒｏｂｅｒｔｏ］
１９４７年北イタリアのエードロに生まれる。教師や俳優などの職業を経て、１９７８年に作家としてデビュー。子ども向けの小説、童話、詩、戯曲などを数多く書き、現代イタリアを代表する児童文学作家の一人。ミラノ在住
長野徹［ナガノトオル］
１９６２年山口県に生まれる。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了（イタリア文学専攻）。１９９５年～９６年イタリア政府給費留学生としてパドヴァ大学文学部に留学。現在はイタリア文学の研究、紹介に従事している
モナコ，オクタヴィア［モナコ，オクタヴィア］
１９６３年フランス生まれ。ボローニャの美術アカデミーで学び、その後、イラストレーターとして活躍。その作品は世界各国で出版されている。１９９４年にはイタリア・アンデルセン賞（ベスト・イラストレーター）を受賞。美術学校などで絵も教えている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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寧々子
2
『クリムトと猫』でオクタヴィア・モナコさんの絵がウットリしちゃうほど素敵だったので、オクタヴィアさんの挿絵目当てで借りました。 けど絵の雰囲気が変わってました。 色調も暗いし何より赤い髪のような雲を持つセーメが不気味。。。楽しみにしていたオクタヴィアさんの挿絵を楽しむことはできませんでした。 肝心の物語も訪れる星の数が多いせいかひとつひとつのエピソードがアッサリし過ぎてる気が。。。 あまり楽しめずに読了しました。 2011/10/10
不以
0
奇妙奇天烈、奇想天外。不思議な夢をそのまま形にしたようにファンタジック。2012/10/13
