著者等紹介
平川陽一[ヒラカワヨウイチ]
1946年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。光文社カッパ・ブックス編集部を経て、(株)幸運社代表取締役。主に歴史ミステリーの分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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永田 誠治
3
今回の中心人物は宋江。情に厚く、人格者として名を轟かせていて、顔も見たこともない人からも慕われている一角の人間なのに、すぐに騙され、罠にはまり、同じことを繰り返すところが、多少ひっかかるが、やはり人は周りの人間によって生かされるということで、彼を慕う人がどんどん集まる。人を判断するのは、その人の周りの人を見れば分かるという教訓か。悪代官のような腐敗政治を倒す勧善懲悪モノとなってきて痛快。2019/07/07
むら松
1
宋江様がどこでも尊敬されすぎてて、正体がばれるたびに水戸黄門か裸の大将みたいになってる。居酒屋行けばしびれ薬入り酒を飲まされるし、罪人は額に入れ墨入れられるし、別れ際にはみんな男泣きする。そんなお決まりに安心感が出てきた。2024/09/04