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内容説明
1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所の事故は、ヨーロッパはもちろん全世界をふるえあがらせた。目に見えない放射能の脅威は人びとの生活をどう変えていったのか。人類の未来は…。西ドイツに住む1人の日本人少年の目を通して“核”の恐怖を訴えかける感動の力作。小学校上級以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんまま
3
チェルノブイリ原発事故の後、書かれた本です。 読んでいると今の日本の状態とピッタリで怖くなりました。25年も前に踏まえた経験を生かせない人間の傲慢さを強く感じています。チェルノブイリ・日本と続く放射能災害・・・これで終わりになることを心から望みます。それには知ることです。とても読みやすいのでたくさんの人に読んでほしいと思います2011/06/07
ねええちゃんvol.2
2
★★★★★ チェルノブイリ後に書かれた本を、3.11の後に再版。 25年前とまったく変わらない内容にびっくり。雨に濡れない、外で遊ばない、野菜はしっかり洗って、牛乳は要注意、基準値がバラバラで混乱、酪農家や農家は大打撃・・。 さらに原発での危険な作業は下請けの労働者にさせている。⇒⇒みごとにフクシマと同じでした。 高学年~大人向け2011/12/04
Ran Niizuma
0
来月訪れる広島。平和って何だろう。自分たちにできることは?子どもたちと考えてきた、この1年間。原発と原爆は切っても切り離せない因縁に満ち満ちている。チェルノブイリ原発事故は私が3歳のときのこと。当然当時の記憶などないが、小学生の時に見たチェルノブイリ展の男の子の哀しみに満ちた瞳が今でも忘れられない。そして、このお話の舞台はドイツ。大きく頷きながら懐かしくいろいろのことを思い出す。そして、なお歴史は繰り返す。2011年にこの本が復刊されたことを想う。もう二度と。今度こそ。そう思わずにはいられない。2017/04/27
おはなし
0
ドイツに住む12歳の日本人の少年トオルと、そのクラスメイトの少女ブリギッテを通して、原発事故の影響と、その深い背景について考えさせてくれる作品です。88年に出版され、2011年に新装で再出版されています。小学校・中学校の図書室に備えるべき本の1つと思います。 2014/01/04
遠い日
0
040914【読書ノート/ひとことメモ】チェルノブイリ。命の重みに目覚めるトオル。2004/09/14