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内容説明
世界では争いが絶えず、戦争や平和に向き合わざるを得ない状況になっています。それはあたかも、「戦争がわたしたちを見つめている」かのようです。この本には、戦争を見つめた作家たちの作品がおさめられています。勇気を持って戦争を見つめ返し、ページをめくっていきましょう。
著者等紹介
宮川健郎[ミヤカワタケオ]
1955年東京都生まれ。児童文学研究者。立教大学文学部日本文学科卒。同大学院修了。宮城教育大学助教授等を経て、武蔵野大学名誉教授。一般財団法人大阪国際児童文学振興財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
63
新旧交えた戦争文学セレクション2巻目。サブタイトル(戦争がわたしたちを見つめている)が今現在の警告に思える。『夏の花』淡々とした文からより原爆の悲惨さが伝わってくる。『原爆詩集』はとにかく読んでて辛かった。SFファンタジー『鼓笛隊の襲来』は意思疎通の大切さ平和の本質が見えてくる。1番印象に残ったのは『乾いた風』長屋の人たちがの変化が描かれている。戦争によりこんなに人の心が歪んでいくのかとゾッとした。こわされるのはまちだけではなく人の心も。児童書コーナーにあったけど大人にも是非読んでほいしい。2025/05/29
︎💓ひかる💓
2
先ず、見たこともない漢字が多く使われています、ふりがなはあるものの少し読みづらい。なんと言ったらいいのか…まさに地獄絵図です。一体、何歳の子に向けられて書いているのか。コレまでに何冊も読んできたから…でも、生きてる身体から蛆が湧くなんて…。"原爆詩集"では涙腺崩壊です。懐かしい、原爆の子の像は この思い出もいつの日かなくなるのかな?折り鶴のように…焼かれて。大きな出来事は知られてるが、電車の中でのことなどを私は知らなかった知れて良かった。それぞれの戦争ですね。平和な表紙の裏側は過去からの平和記念公園。2025/05/31