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内容説明
学校には怪談がつきもの。見なれた空間の片隅に、見えない世界への扉が開いているのです―。人気作家が腕によりをかけた、怖くて愉しいホラー小説の傑作をセレクトしました。
著者等紹介
辻村深月[ツジムラミズキ]
2004年『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で直木三十五賞、2018年『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞
近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年、大阪府生まれ。1993年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞
澤村伊智[サワムライチ]
1979年、大阪府生まれ。2015年「ぼぎわん」で(刊行時『ぼぎわんが、来る』に改題)日本ホラー小説大賞を受賞。2019年「学校は死の匂い」で日本推理作家協会賞(短編部門)、2020年『ファミリーランド』でセンス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞
朝宮運河[アサミヤウンガ]
1977年北海道生まれ。得意分野であるホラーや怪談・幻想小説を中心に、本の情報誌「ダ・ヴィンチ」や、雑誌「怪と幽」、朝日新聞のブックサイト「好書好日」などに書評・ブックガイドを執筆。小説家へのインタビューも多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
63
辻村さんのは既読だったけど、改めて再読。ミステリー要素もあって怖いんだよね。近藤さんのは初読み。なんかぞっとする終わり方だった。澤村さんは、やっぱこれ系得意なんだろうね。ゾワッとする終わり方。短編ばっかだからあんまり記憶には残らなそうだけど・・・。2025/04/07
ごみごみ
49
階段に現れるという不気味な少女の七不思議。誰もいない校舎内で繰り広げられる教師と元実習生の緊迫したやりとりに恐怖心を煽られる、辻村深月さんの「踊り場の花子」 特別教室の不可思議な噂を調査する、ふたりの女子高生が目撃した恐怖。かつて学園内で起きた衝撃的な出来事とは?近藤史恵さんの「ピアノ室の怪」 悪夢に襲われるクラスメイトが続出!?その夢にはある恐ろしい法則が!澤村伊智さん「夢の行き先」 学校にはなぜか怪談がつきもの。10代の若者向けで文字も大きく読みやすいが・・小学生には刺激が強すぎるかも。2024/12/15
horihori【レビューがたまって追っつかない】
28
「踊り場の花子」辻村深月 「ピアノ室の怪」近藤史恵 「夢の行き先」澤村伊智 3作とも既読。 でも、久しぶりに読んでもゾワゾワは健在2025/01/28
わむう
22
階段の花子さんに出会える方法は辻村さんの構成力に感心し、無人の音楽室からピアノの音が聞こえる定番のシチュエーションも近藤さんの手にかかるとひと味違いました。出席番号順に、3晩ずつババアに追いかけられる夢を見るクラスの話は、澤村さんならではの、後味の悪さ。10代向けのホラーですが、どれもしっかり怖かったです。2025/02/16
くまちゃん
19
辻村美月、近藤史恵、澤村伊智。有名作家三人が書く学校での怖い話。面白くないわけがない。子供向けで字が大きく読みやすい。2025/01/30