内容説明
人口が減少していく日本で、これから何が起こるのか―。統計データをもとにした解説と未来予測で、将来直面するであろうさまざまな社会問題を考え、「人口減少問題」解決の糸口を探っていきます。
目次
縮みゆく日本をどう救う?
特に人口が減っている都道府県はどこ?
超高齢社会に拍車がかかる!?
食べるものがなくなる!?
救急車がすぐに来ない!
輸血用の血液が不足!?
お医者さんも、これからは不足する!?
孤独死をする人が増える!?
死亡数が出生数を上回る
この土地はいったい誰のもの?
土砂災害が起こりやすくなる!?
このままだと選挙はどうなるの?
未来のための選択 人口減少にそなえて、自分たちでできること
著者等紹介
岩澤美帆[イワサワミホ]
国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部部長。東京大学文学部社会学専修課程を卒業後、東京大学大学院総合文化研究科博士(学術)。専門は社会人口学、家族社会学。1997年、国立社会保障・人口問題研究所に入所し、2019年より現職。「出生動向基本調査」「日本の将来推計人口」事業を担当。日本人口学会理事、第25・26期日本学術会議連携会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
31
新刊コーナーより。読みながら考え込んでしまいました。日本の人口は戦後爆発的に増え、それ以降は減少を続けています。コロナ以降オンラインでの仕事も増え、田舎に引っ越す人も出てきましたが、地方と都心の格差は広がるばかり。産婦人科医がいない町の話を読み友さんから伺ったときも驚きましたが、メキシコからの労働者がいないと成り立たないアメリカの農業と同じように、日本の農業も海外からの労働力に依存し始めています。娘が大きくなるころ、この国の食糧供給は大変なことになっているかもしれません…農業スキル、あげとこ。2025/02/12