感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫路(ねころ)
15
今回は宇宙篇、その中でも、宇宙生物の形態について、調査員たちとバイナリー生物、『バイナリー惑星』(石原藤夫)が長めの話で面白かった。『処刑』(星新一)赤い惑星の処刑場所に降ろされた男、今までに感じたことない、心境を感じられる作品でした。2024/08/21
みう
6
再読。6作が収録。10代向けの解説と巻末の主要宇宙SFリストが興味深い。収録されたバイナリー惑星のシリーズ元のハイウェイ惑星が読んでみたいと前回読んだ時も思っていたのを忘れていた。ちゃんとメモしなくちゃですね。2024/11/02
マツユキ
6
好きなシリーズです。第二期刊行、嬉しいです。 まずは、宇宙篇。収録作品は、小松左京『宇宙鉱山』、眉村卓『時間と泥』、石原藤夫『バイナリー惑星』、筒井康隆『星は生きている』、光瀬龍『宇宙救助隊ニ一八〇年』、星新一『処刑』。 宇宙で、短編というのは、想像がつかなかったんですが……さすがです。宇宙生物、イメージに近いと思われた宇宙救助隊、恐ろしい星…。人って…。見たくないものを見てしまったような息苦しさを感じる程、読みごたえがありました。表紙絵も好きです。2020/07/31
FFM
5
日本の著名なSF作家さんの短編集。このシリーズは初読みだったが、どの作品も面白かった。どうでもよい事だが、どの作家さんも有名大学出身だった。2020/07/31
nobue
3
小学校高学年くらいから楽しめるSFショートショートを集めた本。漢字にルビが振っているので子ども向けだなーと思いつつ、大人が読んでも十分面白い。それもそのはず、日本のSFを切り開いた作家たちの名前がずらりと並んでいた。少々難しい言葉も多いので子どもがどこまで理解できるだろうか?と思わないでもないが、そこは想像力で補ってほしい。それにしても星新一の「処刑」が収録されていることにびっくりした。個人的に星新一の好きな作品の上位に入る作品だが、子ども向けの本にこれを選んだ人、素敵だと思います。2024/06/12