内容説明
春のお花見といえば、さくらを思いうかべる人が多いでしょう。でも、昔の人にとって、花見の対象はさくらではなく、うめやももでした。この巻では、長い歴史のなかで、さくらと日本人との関係がどのように変化してきたのかをひもといていきます。また、さくらは、衣食住をゆたかにさせる大切な役割も果たしてきました。さくらを使った食べ物や、工芸品、もようなど身のまわりのさくらにまつわるものを見ていきましょう。
目次
自然のなかのさくら
うめの花見からさくらの花見へ
みんなで楽しむ花見
‘そめいよしの’が全国に広まる
さくらにまつわる言葉1 花がさくころの言葉
さくらにまつわる言葉2 満開のころの言葉
さくらにまつわる言葉3 花見にかかわる言葉
さくらにまつわる言葉4 花が散るころの言葉
さくらにまつわる歌
さくらを使った食べ物
さくらの名がつく食べ物
さくらの木の利用
さくらでそめる
さくらをえがいた絵
いろいろなさくらのもよう
やってみよう もん切り遊び
著者等紹介
勝木俊雄[カツキトシオ]
1967年福岡県生まれ。1992年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。農学博士。現在、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所多摩森林科学園チーム長。専門は樹木学、植物分類学、森林生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
12
「さくらの世界」3冊目は日常の中にあるサクラ。昔からサクラは日本人の生活と深いかかわりを持ってきていますが、それが良く分かる1冊。言葉や食べ物など、こうやって改めてみるとたくさんありますね。子供向けですが、分かりやすく楽しめるシリーズでした。2021/05/04
遠い日
1
「もっと知りたい さくらの世界」シリーズ3。この3巻では、暮らしの中の桜を使ったことばや食べ物、デザインなどを紹介。桜に纏わることばは、たくさんありますね。桜にちなんだ食べ物も案外あります。ここに紹介されている、工芸品としての樺細工の桜の茶筒を持っていたのですが、どこにいったのかわからなくなりました。2025/02/18
葵(あおい)
1
自分用に借りた絵本。花もよい、桜月、初花、花便り、桜雨、桜かくし、桜かげ、こぼれ桜、桜花爛漫、花しょうぎ、花衣、花の浮き橋、三日見ぬ間の桜、桜しべふる。桜にまつわる言葉、知らないものもたくさんあったけど、とにかく華やかだな〜と感じる。「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」は紹介されてはなかったけど、これを詠みたくなる気持ちはすごくわかる。桜の咲く頃のなんとも言えないふわふわした気持ちはなんか好き。梶井基次郎の『檸檬』読んでみようかな。桜もち食べたくなってきた。桜の木の伝統工芸品も初知り。2022/04/30
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