内容説明
「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」いつも大切なことを教えてくれた明里、そんな彼女を守ろうとした貴樹。小学校で出会った2人は中学で離ればなれになり、それぞれの恋心と魂は彷徨を続けていく―。劇場アニメーション『秒速5センチメートル』では語られなかった彼らの心象風景を、新海誠監督みずからが繊細な筆致で小説化。1人の少年を軸に描かれる、3つの連作短編を収録する。
著者等紹介
新海誠[シンカイマコト]
1973年長野県生まれ。アニメーション監督。2002年、ほぼ1人で制作した短編アニメーション『ほしのこえ』で商業デビュー、注目を集める。その後『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』で国内外で数々の賞を受け、2016年公開の長編アニメーション『君の名は。』は記録的な大ヒットとなった。自身の監督作を小説化し、小説家としても高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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諏訪かおん
14
子供ならではの思い通りにならないもどかしさ、どうにもできない歯痒さに、苦しいくらいキュンキュンしました😳主人公が大人になる過程はすごい説明っぽくて私は読みにくかったんだけど、たった三ヵ月付き合ったという彼女が強く印象に残り、離れない。彼女は映画でも出てくるのだろうか…… あとがきで作者である映画監督は"映像で表現できることと、文章で表現できることは違う""映画と小説で相互補完的になっている箇所や、意図的に違えた箇所などもある"と書いてあって、この作品の映像が観たくてたまりません2022/05/29
サクラ
2
風景が浮かび上がってきました✨離ればなれにならず二人大人になれたら一番だったけどそれでも腐らず踏ん張った、明里ちゃんの事ももっと知りたかったかな2020/02/19
ぽん
1
なんか切ない… アニメも気になるなぁ。2019/08/31