著者等紹介
モチヅキ,ケン[モチズキ,ケン] [Mochizuki,Ken]
ワシントン州、シアトル生まれの児童書作家。祖父母は、日本からの移民。シアトル在住
リー,ドム[リー,ドム] [Lee,Dom]
韓国ソウル市生まれのイラストレーター。1990年にアメリカに移住し、ニューヨークの美術学校で修士号を取得。ニュージャージー州、デマレスト在住。児童書のイラストをてがけている
中家多惠子[ナカイエタエコ]
福島県生まれ。神田外語学院卒業。商社に勤務したのち通信教育で翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
74
息子さんの視点で書かれている、1940年、リトアニアの領事館に外交官として赴任していた杉原氏一家。ナチスドイツの迫害から逃れてきた数千人のユダヤ人が日本を通過して外国に逃げるためのビザを発行してほしいと詰めかけた。外務省訓令に違反してまでも彼らの命を救うために毎日手書きで通過ビザを書き続けた。結果、約6000人の命を救うことが出来たが、日本帰国後、外務省を退職させられた。この杉原千畝氏の話は娘の英語の教科書にも載っていたのを読んだことがある。2015/07/25
アクビちゃん@新潮部😻
49
【図書館】読み聞かせするなら高学年から。リトアニア、思わず世界地図で場所を確認(^_^;) まず、戦前にこんな遠くの国に領事館があった事に驚き! 違反行為なのに、外交官として、数千人のユダヤ人へ腕が痛くなるまで、ビザを発行し続けたそうです。何千人もの命を救うために。上司から認められても、神様からは認められないだろうな」という言葉にハッとさせられました。最近の私、目先の事ばかりだったな…2017/09/14
たまきら
37
先日難民の本を一緒に読みましたが、ナチスドイツという歴史にはいまだにぽか~んとしている二年生。理解の範疇を超えるようです。ま、そうだよね。…むかしアトランタに行ったとき、友人の勤める会社の会長さんのお宅におよばれし、奥様と杉原さんについて長く語り合ったことがあります。彼女は彼が受賞するところをイスラエルで見たそうで、同胞を何の見返りも求めず救った人への感動を何度も仰っていました。息子さんの語りも、独特な絵も素晴らしい一冊です。六年生ぐらいの方が興味を持って読むかもなあ。2020/01/25
ヒラP@ehon.gohon
33
杉原千畝の偉大な功績は、家族に支えられていたのだと、改めて彼の人柄を見直すことになりました。 何千人ものユダヤ人の命を救おうと、何度も日本政府に問合せる千畝ですが、却下されるごとに決意を固めていきます。 そして家族に意見を聞くところが印象的です。 他の人の立場に立って考えなさいという、奥さんの信念も素晴らしいと思います。 この事実は、あとがきで千畝の息子に裏付けられていることも、良かったと思います。2021/08/02
ヒラP@ehon.gohon
24
おもちゃ図書館で読み聞かせしました。大人の読み聞かせ。2021/07/14