内容説明
18歳になったエミーリエ。「世界を救おう」のグループは解散したけれど、アントニオとの付き合いは続いていた。朝早く物音がして窓を開けると、そこには15歳の時に出会った難民のサミュエルが立っていた…。ノルウェーの少女エミーリエを主人公にした『このTシャツは児童労働で作られました。』のその後のお話。2014年U‐アワードノミネート。2014年ブックブロガーアワードノミネート。
著者等紹介
枇谷玲子[ヒダニレイコ]
1980年、富山県に生まれる。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターにゲスト学生として留学。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。北欧の児童書の翻訳紹介を精力的に行っている
朝田千惠[アサダチエ]
大阪外国語大学(現・大阪大学)を卒業後、リッレハンメル大学(1997年)、ヨーヴィーク大学(2001年)などでの約3年のノルウェー留学を経て、大阪大学大学院(博士前期課程)修了(2002年、研究テーマはノルウェーの認知症ケアシステム)。大阪大学外国語学部非常勤講師(ノルウェー語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もか🍑
1
決して楽しい訳では無いのにどんどんページが進む。 知らなかった現状が知れる。 ハッピーエンドでは無いけれど読んで良かったと思える本でした。本を読むのが苦手な私でもとても読みやすかったです。2019/04/06
すずえり
0
三部作の最後の巻。 主人公というフィルターを通して、児童労働や難民問題を身近な感覚で知ることができた。誰もが無関係ではないのかもしれない。2015/11/13
joyjoy
0
エミーリエのシリーズ3作目。難民のサミュエルのたどった道、泣きたくなる。今の自分の豊かな生活を、豊かな人生にしていかねば。2018/06/07