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内容説明
船乗りだったお父さんから、贈ってもらった青いオウム。少年は、オウムにせっちゃんという、名前をつけ、かわいがりました。しかし、お父さんは戦争で死に、少年の町も空しゅうをうけました。少年はせっちゃんをつれて、防空ごうににげました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
10
『火垂るの墓』『アメリカひじき』で直木賞を受賞した野坂昭如さん(1930-2015)原作による戦争童話集の一篇。 日本とアメリカの戦争が終わった昭和20年8月15日のこと、山の麓に近い小さな防空壕の中で、船乗りだったお父さんから贈ってもらった<青いオウム>と<痩せ細った男の子>が潜んでいました。<男の子>が空襲で生き別れになったお母さんの顔を思い浮かべていると 「ダイジョウブ? ゲンキダシテ!」 と<青いオウム>に励まされながらも、誰にも知れず息を引きとったという、終戦の日のつらく悲しいお話です。2022/10/26
niaomi
7
<学校からの平和についての読み聞かせ依頼にて、本探し中>お父さんが元気な頃、お土産にとオウムを息子に渡す。オウムを可愛がり、男の子が戦火で母を見失い、亡くなるまで2人は一緒にいた。オウムの「ダイジョウブ」がお父さんの口癖で、男の子を心配してくれる。2015/11/03
スガミ
0
打ち込み終わったので。オウムがちゃんとオウム。黒田とは違うのだよ、黒田とは。2010/11/19