感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古古古古古米そっくりおじさん・寺
61
中学卒業のゲンに訪れた初恋。恋の相手光子はなんとあの軍国主義の看板屋の社長の娘。恋患いするゲンがかわいい。一肌脱ぐのはやはり隆太。隆太の奔走で二人は恋人に。一方仲間のムスビはやくざに麻薬漬けに。そして光子は原爆症で…隆太の敵討ち………衝撃のラストシーンである。無茶苦茶と言って良いかも知れない。しかしゲンや隆太の気持ちはよくわかる。勝子ちゃんは妙に色っぽくてかわいい。ある意味まだ未完の物語である。2013/10/27
kamome46
16
若いっていいな。夢や希望がもてる年頃っていいな。今、なんでこんなに悲しいの?若さを失ったから?母さんが病気だから?仕事がつまらないから? はだしのゲン愛蔵版全10巻を読み終えた。これが昭和のいつ頃描かれたのか正確に知らないのだけど、原爆の惨禍を生き抜くゲンとその仲間たちのストーリーからは、あつい人情を頂いた。昭和の哀愁、とでも言うものか。昔の方がよかったことって確かにあるよね。歴史を固定視するなと学んだが、やっぱり戦争って哀しい。最近の混迷する世界。それでも、やっぱ生きなきゃね。全10巻の総評4.5🌸 2023/09/18
☆ぉりん☆
16
ついに読了。最後になってあれもこれも詰め込まれてぎゅうぎゅう。光子さんとの出会いと死別。ムスビは麻薬に体を蝕まれて亡くなり、隆太はその敵討ちでヤクザを殺しまくり、勝子と東京へ逃げる。一人残されたゲンも東京に向かうところで完。と思ったら「第一部」続く⁉️そしてゲンが乗る汽車を見つめる足袋の足元は誰⁉️にしても元は本当に逞しい。自分の周りでバタバタ人が死んでいき、洋裁店ももうすぐだったのに貯金もなく(?)、自分だったら立ち直れないくらい落ち込みそう。東京に行って絵描きになるのか?ゲンならどこでもやっていける。2023/09/09
松田望
4
(3~10)こんなに涙がでるものか、というぐらい泣いた。三巻以降、原爆が一段落してからのほうが一つ一つのエピソードが身に沁みる。イデオロギー色がなければもっとたくさんの人に受け入れられたのに。2013/03/11
かめみっちゃん
2
終始悲しいストーリーだけど、最後は希望を感じて良かった。元には幸せになってほしい。幻の第二部があるらしく、誰か引き継いで描いてくれないかな。2024/06/03
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- 和書
- ありえない稼ぎ方。