感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地下アイドル(芸名・明石駅キセル)・寺
73
小学生時代以来の再読。何かと小綺麗になったこの時代に改めて読むと強烈痛烈である。悲惨や暴力、差別語がばんばんたたき付けられ、子供のみならず大人もわんわん泣く。剥き出しである。中沢啓治のお父さんは左翼系の方だったそうだが、そういう人には本当に地獄の季節だったであろう。いたずら坊主やんちゃ坊主は苦手な私だが、ゲンのやんちゃは必ず正義と人助け。その真意を隠して叱られているゲンの優しさには参った。2013/10/25
zero1
63
8月が近い。戦争は人の心を壊す。原爆投下前でも、それは同じ。広島の中岡家は父親が反戦主義者のため、【非国民】と呼ばれる。彼の思想は「少年H」(妹尾河童)を思い出す。ゲンの兄は両親が反対する中、海軍を志願。特攻と疎開の現実。朝鮮人に対する差別。そして運命の8月6日がやって来る。それからは地獄絵図。📚️今読んでも新鮮で多くの事を学べる。13年に島根県松江市の小中学校図書室で閉架された騒動を忘れない。本書に対する意見をコメント欄で紹介。何度でも読み、戦争と核兵器について考えてほしい。2023/07/24
布遊
37
新プロジェクトXで、はだしのゲンの英語版ができるまでを見て、一度ちゃんと読んでみたいと思い、図書館に予約しておいたら、何と!8月6日に地域の分館に届いた。漫画を読むことはあまりないのだけれど、読むのが止まらなかった。全10巻?続けて読みたい。2025/08/07
oldman獺祭魚翁
23
こんな時期なので、図書館に揃っていたので試しに読んでみた。基本的には今更の様に知っている事ばかりではある。この第1巻では広島への原爆投下までが描かれる。父親の言動が当時の自由主義者に近いが、当時警察(というより特高)ならこんなものではなかった筈だ。描かれている社会状況については、少々プロパガンダの匂いがするが、各班(五人組)体制はこんなものではないかと思う。ただ、原爆開発についてはアインシュタインの件等、聊か間違いも有るが、描かれた時期を考えると仕方ないだろう。2巻も借りているが、まぁこんなものかなぁ。2025/08/17
うにだ
15
【図書館本】小学生の頃に少し拝読したままその後しっかり読めていなかったので借りた。当時の状況はかなり異質というか異常というか、そうさせてしまう戦争は何一ついい事はないと痛感する。1巻だけで既に心にダメージを負っている。これからゲンはどうなっていくんだろう。引き続きゲンの物語を追っていこうと思う。父の万歳で見送るシーン、家の下敷きになった家族との別れのシーンは特に涙が止まらない。2025/05/25
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- 和書
- これは、アレだな