内容説明
本書は、著者が裁判官及び弁護士としての執務の傍ら、執筆の機会を与えられて平成一三年までに発表した論稿のうち、知的財産権関係の主たるものを選んで纏めたものである。
目次
特許権―仮処分（特許権侵害差止仮処分手続の特殊性；特許等仮処分 ほか）
特許権―訴訟（特許権侵害差止請求訴訟の訴訟物生産方法の推定の要件―ビタミンＢ６‐ジサルファイド製造法事件 ほか）
意匠権（類似意匠の登録要件―天井用埋込み灯事件）
著作権（無断翻訳と題号改変―「Ｊｕｌｉ ’１４」事件；著作権の相続―演劇脚本著作権侵害事件 ほか）
商号権（親子会社関係の解消と子会社による既存商号継続の可否―フロインドリーブ商号事件）
著者等紹介
牧野利秋［マキノトシアキ］
昭和８年１月２４日京都府乙訓郡向日町（現向日市）で出生。３０年司法試験第二次試験合格。３１年大阪大学法学部卒業。３３年同大学法学研究科民事法学専攻（修士課程）終了、司法修習生。３５年判事補任官、名古屋地方・家庭裁判所判事補。３８年最高裁判所事務総局民事局局付。４１年鹿児島地方・家庭裁判所名瀬支部長、名瀬簡易裁判所司法行政事務掌理者。４２年東京地方・家庭裁判所判事補。４５年４月８日判事任官、東京地方・家庭裁判所判事。４月１０日盛岡地方・家庭裁判所一関支部判事。４７年同支部長判事、一関簡易裁判所司法行政事務掌理者。４９年東京地方裁判所判事。５０年司法研修所教官。５４年東京地方裁判所民事第三一部総括。５６年東京地方裁判所民事第二九部総括。５９年東京高等裁判所判事。平成元年宇都宮家庭裁判所長。３年宇都宮地方裁判所長。４年東京高等裁判所第一三民事部総括。１０年判事定年退官。弁理士登録
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