内容説明
今、もっとも注目されている幼児音楽教育(リトミック)。リトミック実践の第一人者岩崎光弘氏が指導現場からのレポートを多数交えながら、お母さん・指導者にそのノウハウを伝授します。
目次
第1章 音楽教育としてのリトミック
第2章 リトミックのレッスンをのぞいてみよう
第3章 人間教育としてのリトミック
第4章 お母さんからの手紙・お母さんからの質問
第5章 指導者からのメッセージ・指導者へのメッセージ
第6章 リトミックの歴史
第7章 これからのリトミック
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チヒロール
19
リトミックとは、スイスの作曲家•音楽教育家ダルクローズが考案した音楽教育法。リトミックは子ども達の自主性、協調性、表現力などを育み、心とからだの健全な成長を促していくことが最大の目的。 以前からリトミックに興味があり、学んでみたいと思っていた。本書はざっくり概論が分かりやすく書かれていた。しかし、指導となるとピアノ、リズム、表現の導き出しとかなり高度。現職のピアノ講師でも指導は難しいらしい。月1で学べる場もあるとの事。自身のキャリアアップとして考えてみたい。2015/09/06
あ
2
リトミックは心で感じたものを体で表現することで心と体の調和をさせる。人間の成長の可能性を大きくする多様な教育的要素がある。言いすぎでは?と思いつつも、著者の言葉に説得力がある。著者は始めにこう語る。子供たちが花いちもんめなど大勢で歌を歌いながら遊んでる姿を最近見ない。思いきり遊べる場があり、自然があり、毎日日が暮れるまで赤ちゃんから6年生までの子供たちが一つの社会として遊べる環境があったらリズム教育などはいらないかもしれないと。このような視点の本は初めてだった。非常に共感でき、他の著書も読んでみたいと思う2014/01/25