目次
問題意識、先行研究、研究方法
出自と時代的背景の考察―初期社会主義、冬の時代、大正デモクラシー
受けた教育と思想的基盤―1910年代前半までの到達点
山川均との結婚、山川菊栄の誕生、家庭生活
ロシア革命、ドイツ革命を経て(1917‐1919)―理論の基礎がため
1920年代前半の山川菊栄―初期コミンテルン・赤瀾会・国際婦人デー
ベーベル『婦人論』の本邦初完訳をめぐる諸問題
1920年代後半の山川菊栄―労働婦人組織と諸問題
1928年以降15年戦争の間の山川菊栄
戦後・GHQの占領下での山川菊栄―労働省婦人少年局退任まで
戦後「日本社会党」の女性運動への関わりのなかで―外遊、『婦人のこえ』と「婦人問題懇話会」を足場に
過去を読み 未来を拓く
著者等紹介
伊藤セツ[イトウセツ]
1939年北海道函館生まれ。1962年北海道大学経済学部卒業。1968年同大大学院経済学研究科修士課程を経て博士課程単位取得満期退学。経済学博士(1984年北海道大学)。1968‐1973年北星学園女子短期大学講師‐助教授。1974‐1989年東京都立立川短期大学講師‐助教授‐教授。1981年旧東独「ライプツィヒ‐クラーク・ツェトキーン教育大学」に都費派遣短期研修。1989‐2009年昭和女子大学教授。同大女性文化研究所所長(2000‐2004)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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