内容説明
敬愛する作家・杉浦明平さんとの交流。そして「沈黙の海辺」からの警鐘を、26年間全国津々浦々400か所、700人余りから聞きだした旅の集大成―NHK「ラジオ深夜便」に登場した便り20編も収録。
目次
第1章 漁村折り折りの記(サヨリの警鐘を聴こう―汚れた沿岸漁場の回復が急務;熊野灘の漁村で ほか)
第2章 出会いの風景(明平さんの首;明平さんの手紙 ほか)
第3章 漁村に暮らす―NHKラジオ深夜便「日本列島暮らしの便り」(タイとサクラと;ミカンの話 ほか)
第4章 拾遺―漁村聞き書きの旅(阿波徳島の海女の話;島暮らし讃歌―徳島の島二つ ほか)
著者等紹介
川口祐二[カワグチユウジ]
1932年、三重県に生まれる。70年代初め、いち早く、漁村から合成洗剤をなくすことを提唱。そのさきがけとなって実践運動を展開。日本の漁村を歩き、特に女性の戦前、戦中の暮らしを記録する仕事を続けている。同時に沿岸漁場の環境問題を中心に数多くのルポやエッセイを執筆。現在、三重大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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