内容説明
「仕事場がほしい」。絞り出すような障害者の声に魂をゆさぶられ、お金もないのに藍工房やグループホームをつくり、活動をひろげ法人化。縁あって頼ってきた障害者を生活のなかに受け入れ、「アメリカで生活したい」「きれいなフレンチのお店で働きたい」「結婚したい」という夢を、「その夢、実現しようよ」と、ヴォランティアやスタッフを巻き込み現実化してきた、竹ノ内睦子のハラハラドキドキの活動の30年。
目次
第1部 藍工房のあゆみ(小高さんとの出会い;藍工房のあゆみ;藍工房の現在―組織と活動)
第2部 世界を舞台に
第3部 藍工房のヴォランティア(ヴォランティア・スピリッツ;ヴォランティア―出会い)
第4部 竹ノ内イズム(夢―障害者の生活自立と自立支援;夢のもてる職場づくりへのチャレンジ―レストランアンシェーヌ藍;竹ノ内イズム)
次の10年に向けて
著者等紹介
天野寛子[アマノヒロコ]
1963年昭和女子大学卒業。1968年昭和女子大学短期大学部講師、以後、助教授、教授、昭和女子大学大学院教授を経て、2009年退職。2000年に博士(学術)の学位を取得(昭和女子大学)。現在昭和女子大学名誉教授。藍工房との関わりは、1985年ごろに大学祭に染色をとりあげ、藍工房の「藍染め」を見学し「資金不足」を聞き、寄付等を通じ竹ノ内睦子氏と繋がりをもったのが最初。以後工房行事への参加、昭和女子大学学生のヴォランティア実習の受け入れ依頼等の関係が続く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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