内容説明
崩れる家庭の食卓風景。世界をまきこみ刻々と変わる食の状況のなかで、いま求められるものは何か。日本の歴史をふまえ、世界からの報告をまじえて食の伝統をとらえなおし、未来への示唆を探る(財)味の素食の文化センター20周年記念シンポジウムの全記録。
目次
序―食の変化は進歩か堕落か
第1部 基調講演(私たちはこれまで何を食べてきたのか―日本の伝統的な食文化と今後の日本の食;私たちはこれから何をどう食べていこうとしているのか―世界を食べる、世界とつながる)
第2部 パネルディスカッション(日本の伝統食と未来―経済成長がもたらした食の多様化のなかで;食と共食主義―飲食人類学の指向点;フランスの食の行方;アラブの食文化―伝統とその未来)
第3部 特別寄稿(食の文化シンポジウム・フォーラムとわたし)
著者等紹介
熊倉功夫[クマクライサオ]
1943年生まれ。東京教育大学文学部卒業。文学博士。専門領域は日本文化史。筑波大学教授、国立民族学博物館教授をへて、現在、林原美術館館長、静岡文化芸術大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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