内容説明
フェミニズム運動史・思想史の原点である第一波のダイナミックな展開を膨大な資料を駆使して追求する。その全体像の解明。
目次
序章 第一波フェミニズム運動に関する研究(革新主義時代についての研究史;第一波フェミニズム運動についての研究史)
第1章 女性による改革運動(婦人キリスト教禁酒同盟;女性クラブ運動)
第2章 労働運動と女性(アメリカ労働総同盟に設立まで;世紀転換期の女性労働運動;二〇世紀の女性労働運動)
第3章 女性と社会革命運動(アメリカ社会主義と女性参政権運動;ケイト・リチャーズ・オヘアと社会主義フェミニズム;クリスタル・イーストマンとグリニッジ・ヴィレッジ・フェミニズム;アナキスト・フェミニズム)
第4章 セクシュアリティーと産児制限運動(マーガレット・サンガーと産児制限運動;一九一〇年代のラディカルな運動家による産児制限運動の思想)
第5章 女性と政治(ジャネット・ランキン―女性参政権運動と議会活動を中心に;女性参政権運動)
著者等紹介
栗原涼子[クリハラリョウコ]
1953年千葉県に生まれる。1978年東京教育大学文学部卒業。1985年サラローレンスカレッジ大学院女性史専攻修了(MA)。1985年‐1998年相模女子大学・日本女子大学他非常勤講師。1998年‐2001年岩手県立大学専任講師。2001年‐2005年8月岩手県立大学助教授。2005年9月‐2006年9月コロンビア大学歴史学部客員研究員。現在、多数の大学、大学院にて非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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