内容説明
かつて女性の職業といわれたバス車掌がワンマンカーの導入で仕事と職場を奪われた。まったく異なる仕事へ再び“発車オーライ”し、働き続ける道を切り拓いた女性たちの軌跡を、聞き書きと通史でつづる。
目次
1 聞き書き編―仲間といっしょに歩いて(詩 発車オーライ;パンチをペンに持ち替え、綴ったバス車掌の生活;誇りをもって働き続ける土台をつくる;仕事や仲間、平和と日常を詩にたくした日々;バスガイド時代に培ったわたしの原動力;みんなでつくった保育園;配転に負けず働き続けた四二年;この道をどこまでも;憧れてなったバスガイドが廃止 鉄道職場で働く;婦人部の歴史をかみしめながら)
2 通史編―婦人部活動のあゆみ(バス乗務員への人権侵害と権利獲得;母性保護あってこそ―働き続ける権利を守る;奪われた職業―女子バス車掌たちのたたかい;押し寄せる合理化の波を乗り越えて;文化運動をとおしてたたかいをつくる)
3 年表に見る婦人部の運動(1945~2005年)