内容説明
遺跡の迷宮にはまり込むように、カレーライスにとりつかれたデラシネのボヘミアン。海外の様々なカレーを見聞、体験、実践。放浪の末に漂着した地、東京芝浦で、カレー専門店を開店させた著者が語るカレーへの熱き情熱。
目次
1 夢中でカレーを食べていた
2 カレー屋を思い立つこと
3 タイとインドでカレーを習う
4 ホーカーズ開店までの日々
5 店を始めてわかったこと
6 現地で覚えたレシピ集
著者等紹介
長沢徹也[ナガサワテツヤ]
1957年東京に生まれる。1975年~配膳人として働きはじめる。1979年1年間、ヨーロッパと東南アジアの国々を回る。1982年~在アイルランド日本大使館に調理人として勤務。1985年~2年間、主にアフリカと南アジアで過ごす。1987年~外食関連の会社に就職。総菜兼ベーカリーの店舗展開に携わる。1991年1年間、中国・インド・タイなどを見て歩く。1992年~出版関連の会社に就職。海外旅行ガイドブックの編集に携わる。1996年1年間失業。1997年~カレーショップ「ホーカーズ」を開店。現在に至る
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感想・レビュー
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オサム兄ぃ
4
田町駅から10分、強い支持を集めるカレー店・ホーカーズご亭主の著作。 とても危険な本である。カレー好きは、インドやタイで供される品々を読んだ途端にカレーを食べる以外に何も考えられなくなるし、旅好きの心はたちまち荒れ野を駆け回り、格安航空券サイトをクリックしてしまう。著者は真正のフウテン(失礼!)なので、後者の危険性が高いことを重ねて指摘したい。 一方、脱サラして店を開くまでの顛末が詳述されていて、飲食関係者には必ず役にたつだろう。2013/07/15
マル サトシ
1
自営業へのあこがれ、相当あるのだけれど――、大変だよね。逆に、会社員として企業に属しているありがたさを再認識。 いやいや、それでも憧れる! 羨ましいぞ!2021/04/09
ポイント2倍
1
おもしろかった。
Toshiharu Hayashi
1
色んな読み方ができる本。カレー馬鹿が自分の店をだすまでの悪戦苦闘話でもあり、旅の魅力を語る本でもあり、飲食店経営ノウハウ本でもある。どの角度から読んでも共通しているのは人との出会いが全てという普遍的な真理ですね。ラーメン好きなのでカレーを食べに行くことは正直あまりなかったけどこのお店には一度行ってみたいかな2015/01/18